今世界が注目する若手ブランド ボディス・スタジオが日本初上陸
1953年に若手デザイナーの発掘のために設立された、ザ・ウールマーク・カンパニーが主催する「インターナショナル・ウールマーク・プライズ」。過去にはイヴ・サンローランやカール・ラガーフェルドが受賞し、その輝かしいキャリアのスタートをサポートしたという由緒ある国際的なファッション賞だ。
2018年度は、世界60カ国以上、65人を上回るデザイナーのなかから、メンズウェア部門で「マシュー・ミラー(MATTHEW MILLER)」、ウィメンズウェア部門で「ボディス・スタジオ(Bodice Studio)」が受賞。また今回初となるイノベーション部門では「ダイン(DYNE)」が受賞している。
なかでも注目なのが、インド人女性デザイナーとして初の受賞となる「ボディス・スタジオ」のルチカ・サチデヴァ。サリーを用いてキルト布を作っていた祖母の影響を受け、サステナブルな素材と人々に幸福を与える服作りへの信念を持った服作りを行っているルチカ。BOF500(英国『The Business of Fashion(ビジネス・オブ・ファッション)』が選ぶ世界を代表するファッション業界人500人)に選出されたり、『ニューヨーク・タイムス』でフィーチャーされるなど今をときめく女性デザイナーだ。
オーストラリア産のメリノウールを使い、故郷インドの手織り職人と共同して制作する上品で洗練されたコレクションは、すべて天然染料を使用。再生可能資源であるヤシ殻や貝殻、木材のボタンを使うなど、その技術と製法が賞賛されている。
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